デンマークの産業生産性と労働時間の短さについて
1 匿名モードによる書き込みです。 2023-11-20 18:31
北欧の小国デンマークはなぜ経済競争力1位になれたのか? 「高付加価値の極み」に特化して価格100倍を実現
競争力1位となった感想を周囲のデンマーク人に聞こうとして、「え、デンマークが何で1位だって?」と何人に聞き返されたか分からない。確かにデンマークでの日常風景は、“競争”という言葉とは無縁に見える。小学生のうちはろくに宿題もテストもなく、日本のような受験もないし、そもそも競争とかランキングとかいう考え方を嫌がるきらいがある。
「普通の人に理由を聞いても分からないと思うよ。複雑だから」と言うのは、日本の経団連のような企業団体である「デンマーク産業連盟」(DI)で22年の経験があるチーフコンサルタントのフランク・ビル氏である。
「デンマークのほとんどの企業は、規模が非常に小さい中小企業だ。人件費も生活費も非常に高いうえ、小国だから国内市場は小さい。だから、成功している企業は例外なく、国際市場を見ている。そして、海外の顧客が高い価格でも喜んで払うような製品やサービスを提供している」
デンマークでは大企業とされている企業、例えば、玩具メーカーのレゴや、糖尿病治療薬で知られるノボノルディスクなどを含め、デンマークで成功している企業の共通点は「1つのニッチな分野に深く特化している」点だという。そして、こうした企業が狙うのは「アップマーケット」と呼ばれる高級市場である。
「もちろん、皆が皆そんな企業というわけじゃなく、大企業の下請けだってたくさんある。でも、成功している企業の共通点は、非常に創造性に富み、国際的視野を持った、ニッチに特化した企業だ」とビル氏は言う。「そして、デンマークと他の国との間に違いがあるとすれば、これを、研究開発部門を持つような大企業ではなく、ごく小さな企業でもできるという点なんだ」と続けた。
https://www.businessinsider.jp/post-263180
https://www.businessinsider.jp/post-263180
101 匿名モードによる書き込みです。 2023-11-21 16:35
デンマークの産業生産性が高い理由は、他のどこにもないオンリーワンでニッチな市場に特化した商品を生産しているからこそでしょう。
競合他社がいない高品質の特化商品なら、ほぼ言い値で売ることもできるでしょう。
競合他社がいない高品質の特化商品なら、ほぼ言い値で売ることもできるでしょう。
102 管理人 2024-04-19 06:22
なぜデンマークでは小さな企業でもそれを達成できるのか、と聞いてみた。するとビル氏はこんな説明をしてくれた。いわく、溶接工や機械オペレーターといった職業でも4〜5年の訓練を受けるなど、教育やスキル向上に力を入れているため、一般労働者の教育レベルが高いこと。はたまた子どもの頃から先生に対しても意見を言うよう教育されてきたこともあって、上司や社長に対しても物申す企業文化があり、そんな“フラットさ”が自由なアイデアとイノベーションを育んでいること——。
なるほど。きっと一般化すればそういうことなんだろうけれど、これは実際に企業を訪れて、直接その現場を目にした方が腑に落ちそうだ。そう思った私は、いくつかその「ニッチに深く特化して成功している小さな企業」を紹介してほしい、とお願いしてみた。
連載第2回の記事でも、歴史家のボー・リデゴー氏は、デンマークには「非常に特殊なニーズに特化して世界的な顧客を持つ、数多くのニッチ産業が存在している」と語っていた。それは具体的にどういうビジネスなのか見てみたい、と思っていた。
ビル氏が挙げたいくつかの企業の中で私が特に惹かれたのは、人工衛星のごく小さな部品に特化しているという、「FLUX(フルックス)」という会社だった。デンマーク人でもほとんど知る人はいないが、宇宙産業にいる人間なら誰でも知っているのだという。
世界でもここでしか作れない、“高付加価値の極み”のような製品を作っており、この会社の部品なしに飛んでいる欧州の人工衛星はないのだとか。これは行くしかない。
こうして私がたどり着いたのは、競争力とかイノベーションというシャキッとした響きとはほど遠い、人口3000人ほどののんびりとした田舎町だった。社屋もまた素朴というか、ずいぶんと地味で、「本当にここ?」と戸惑ったくらいである。
https://www.businessinsider.jp/post-263180
103 管理人 2024-04-19 09:15
デンマークのFLUXという会社は、最高レベルの ESA 認証を取得した宇宙船、商用衛星、航空機、衛星、打上げ機用の電気部品を製造しています。
この会社でしか作られていないニッチで高品質な商品を製造しているので、高単価で高付加価値の商品として売れます。
それは単純に需給バランスとして需要が高く、供給も限られているブルーオーシャンの産業を育てているからです。
https://www.flux.dk/products
この会社でしか作られていないニッチで高品質な商品を製造しているので、高単価で高付加価値の商品として売れます。
それは単純に需給バランスとして需要が高く、供給も限られているブルーオーシャンの産業を育てているからです。




https://www.flux.dk/products
104 管理人 2024-04-19 09:31

FLUXの外観はこんな感じ。生産性を上げるためには必ずしも大きなビルを建てる必要も
無いのだろうか?
2 匿名モードによる書き込みです。 2023-11-20 18:32
残業ゼロでも労働生産性は高い!
自由な働き方でプライベートも充実のデンマーク
フレックスタイム制が浸透し、夕方5時前に帰宅ラッシュのピークを迎えるデンマーク。週37時間勤務で残業もほとんどなく、有給休暇は年5~6週間というゆとりのある働き方をしながらも、労働生産性は日本を上回るという驚きの結果が報告されています。また、仕事においても家庭においても男女平等の意識が強く、女性が働きやすい国としても知られています。家族の時間を大事にし、メリハリをつけた働き方で成果を上げるデンマークの人々の暮らしぶりとは?世界各国の働き方をお届けする連載の第4回目です。
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/solution/mana-biz/2020/01/interview-174.php
201 管理人 2023-11-21 18:35
◆1週間に33時間しか働かないデンマーク人
1人当たりのGDP、社会的自由、健康寿命などに基づく世界幸福度報告書にて、デンマークが2016年の世界一幸せな国となった。当然「幸せ」の定義は文化によって異なるため調査結果には限界があるが、他の研究成果と同様、同報告書においても幸福度と仕事の関係は明確とされている。
1人当たりのGDP、社会的自由、健康寿命などに基づく世界幸福度報告書にて、デンマークが2016年の世界一幸せな国となった。当然「幸せ」の定義は文化によって異なるため調査結果には限界があるが、他の研究成果と同様、同報告書においても幸福度と仕事の関係は明確とされている。
デンマークは世界一幸せな国であると同時に、ヨーロッパの中で労働生産性が最も高い国の一つでもある。その生産性は、長い労働時間によるものではない。1週間の法定労働時間は37時間だが、最近のOECDの調査によると、デンマーク人の労働時間は平均33時間なのである。
では、デンマーク企業の高い生産性はどこから来ているのであろうか。研究者は従業員の幸福度だと指摘している。イギリスのウォーリック大学の研究成果によると、幸福度と仕事の効率が相互に影響し合い、幸福度が高い従業員の労働生産性は、幸福度が低い従業員よりも12%高いという。即ち、与えられた仕事を短時間でこなすことによって家庭や趣味で使える時間が増え、それに従い幸福度が上がる、ということだ。また、幸福度が高ければ高いほど仕事の効率が上がるという好循環も成り立っているのである。
◆定例会議はたった8分で終わる
では、どのように生産性に悪影響を与えず労働時間を短縮させ、このような好循環を生み出しているのだろうか。デンマークと並んでワーク・ライフ・バランス度が高いスウェーデンでは、今でも一日6時間の労働時間制を導入している企業が多い。長時間にわたる労働が効率を下げると考えているこれらの企業は、労働時間を短縮するために長いミーティングや仕事中のソーシャルメディアの利用を禁止している(英紙インデペンデント)。
https://newsphere.jp/national/20160718-1/
では、どのように生産性に悪影響を与えず労働時間を短縮させ、このような好循環を生み出しているのだろうか。デンマークと並んでワーク・ライフ・バランス度が高いスウェーデンでは、今でも一日6時間の労働時間制を導入している企業が多い。長時間にわたる労働が効率を下げると考えているこれらの企業は、労働時間を短縮するために長いミーティングや仕事中のソーシャルメディアの利用を禁止している(英紙インデペンデント)。
https://newsphere.jp/national/20160718-1/